会計事務所 クラウド化マニュアルを読んで。

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チャットワークエヴァンジェリスト仲間の廣升先生がとても為になる本を出版されましたので、早速購入して読んでみました。

私は会計事務所職員ではありませんが、ITツール(主にクラウド)を活用したデジタルシフトを提案する仕事をしていまして、中でも会計のデジタルシフトには色々と難しさがあって、どう提案していくかを悩んでいました。

その悩みを解決してくれるのでは!と思い、廣升先生がこの本を執筆されると知ってから発売をとても楽しみにしていました。

以下私の備忘録と感想です。

クラウド化には「意識改革」が必要

会計ソフトをクラウド化することは、ベストであるがマストではない。

クラウド会計ソフトを使わなくても、十分業務効率化ができる。

クラウド会計ソフトが浸透しない理由は、組織全体のメリットが見えていない、正しく使えていないという2つの理由。

組織全体のメリットが見えてない

代表・担当者・スタッフそれぞれの課題は異なるので、クラウド会計ソフトで得られるメリットも異なる。

ただしく使えていない

往来の会計ソフトとクラウド会計ソフトは異なるもの。同じものではない。

使い慣れている往来のかいけいソフトの方が使いやすいと感じるのは当たり前。

クラウド会計ソフトの正しい使い方を理解した上でクラウド会計ソフトへ移行する。

クラウドのメリットは情報の一元化

会計業務での情報の一元化のメリットは、情報の見える化、業務の分業化、ロケーションフリー、会計帳簿の自動作成

情報の見える化

業務を非効率にしているのは、情報伝達の行き違いと情報の分散。クラウドツールを入れると情報伝達のスピードと精度が上がる

業務の分業化

今どこで誰が何をどれぐらいの進捗で進めているのかを見える化できないと業務分担ができない。クラウドツールを入れて情報の見える化をすることで業務分業化ができる

ロケーションフリー

会社(事務所)に行かないと見れない情報があると、行かなければ仕事ができない。クラウドツールで共有することでどこでも仕事ができるようになる

会計帳簿の自動作成

会計帳簿の自動作成で圧縮できた時間よりも、資料を探す時間や進捗確認がスムーズになったこと、ロケーションフリーになったことにより、圧縮できた時間のほうが多い。

この点でクラウド会計ソフトを入れなくても、クラウド化するだけで十分業務効率化ができると言え、会計ソフトだけクラウド化しても業務は効率化しない。

クラウド化の正しい手順はまず会計ソフトの前段階のクラウド化

会計帳簿を作成するには、銀行通帳、請求書、紙のレシート、契約書などの資料が必要だが、これを紙で保管していては、クラウドのメリットが活かせない。

だからといって、上記資料を紙で情報伝達する方がミスが発生しにくい(該当箇所に付箋を貼る等)。

事務所サーバーなどで保管して、該当フォルダ名や資料名を伝えても、伝えられた本人が異なる資料を開いてしまうリスクや、なかなか該当フォルダ・資料にたどり着けないリスクがある。

上記理由で紙を使い続けていると、人不足、採用難がより進んでいくこれからの事例では生き残っていけない。

紙のメリットを享受しつつ、デジタルツールでのデメリットを解消するのが、クラウドツール。

クラウドツール(例えばG suite)だと、該当のフォルダ名を伝えるのではなく、該当の資料のURLを伝えることができる。

感想

クラウド会計ソフトの選定基準だけではなく、その他のクラウドツールの選定基準(ワンクリックオペレーション)になる指標が得られました。

すごくためになる本です。

・クラウド会計ソフトを導入したけど、なんだかうまく行っていない気がする、、

・失敗しないクラウド会計ソフトの導入方法

・会計システムを選び方

・クラウドシステムの導入メリット

・チャットワークでの仕事の仕方

・クラウド人材を活用した仕事の仕方

・業務の分担方法

などたくさんのことが学べる本です。

上記について知りたい方はぜひ読んでみてください!

もやもやしていた頭の中がスッキリしますよ(^^)

この記事を書いた人

東証一部上場企業のコンサルティング会社に勤務する3児の母(7歳と4歳の娘2人と0歳の息子1人:2022年6月現在)。仕事と家事と育児をどう心地よくするかを追求するのが好き。仕事は趣味の一つと捉え、他にも健康・資産運用・ボディメイク・旅行が趣味。

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