「中堅・中小企業のためのIT化時代の儲けの決め手」を読んで。

書籍・Youtube感想文

これからの時代、デジタル経営ができないと生き残れない!と思っていますがそんな時代はもう前から来ていたようです。

さすが船井幸雄さんです。

以下備忘録です。

不況下で業績を上げ続ける船井流経営法

  • トップ以下社員がやる気を出して、前向きに仕事に取り組むこと
  • 自分の仕事の素晴らしい目標と目的を自ら認めることはもとより、絶えず周辺の第三者から評価されること
  • 長所伸展法を会社にも個人にも徹底的に適用すること
  • 圧縮法(集中法)で効果を上げる
  • 長所伸展法と圧縮法をもとに、独自固有の長所を活かした一番化法を実践する

これらができていると業績向上は安定したものになる。

自社に最適なシステムは経営者にしか分からない

  • ITはツール(道具)でしかない
  • ITツールの導入コストが下がり、中小企業でも積極的に生かせる時代になった
  • 経営者が率先して前向きな姿勢で自社の長所を分析し、それを活かすためにシステム開発に取り組むのが成功の大きなポイントになる

本物のシステムはシンプルで安い

  • 一朝一夕に万能なシステムは構築できない
  • 経営者はシンプルなシステム作りを目指すべき
  • 自社の経営にとって日頃なにが一番大切であるかを経営者自身の視点で考える(経営していく上で、これだけでは掴んでおかなければならない経営者指標は何か)
  • 本物の経営システムとは、経営者の必死の思いによって導き出される、必要な経営データがスピーディーに得られるシステム

ITで創る「儲けの仕組み」

成功企業のほとんどは、ITが持つ距離と時間の短縮という特徴をうまく活用し、社会情勢の急激な変化に素早く対応している。

ビジネスモデル(事業のやり方)自体が完全にIT化している

例)デルコンピュータ

  • 情報システムによる徹底したスピード化(競合が1〜3ヶ月の在庫を抱えているのに対し、デルは5日分の在庫のみで事業を運営できている)
  • 顧客との情報のやりとり、関係作りも自ら直接やっているため、製品情報や生産状況・納期の確認などをリアルタイムに行うことができるようになっている
  • 顧客のトラブル対応も電話対応の総合窓口であるコールセンターが顧客へ納入した機器の情報を見ながら、問題箇所に電話で対応したり、必要に応じてエンジニアを派遣する体制を整えている

明確な戦略に基づいたシステム構築とその活用によるてっていした経営管理、スピード経営で顧客に喜ばれる店舗作り

例)ウォルマート

  • リテールリンク…ウォルマート全店の売上は毎日午前2時に集計され、各店舗別、商品別に何がどれだけ売れたのかが全てわかるようになっている
  • この情報は製販同盟を結んでいる商材の納入業社にも公開し、納入時期や数量を取り決めた契約に基づき受発注が行われるシステムになっている
  • 納入業社にも製造原価や販促費、物流費用、利益率に至るまで徹底的な情報の公開を求め、具体策を提示してコスト削減させることにより、仕入れや販売にかかる経費を常に適正水準に保つことができている
  • 販売データは価格の最適化やカテゴリー・マネジメントのように店舗のマーチャンダイジングのために存分に活用している

そもそもIT化とは何か

IT化とは、最新技術にとり様々な情報をより早く、より大量に伝えることができ、またその情報を活用することで企業や組織がよりスピーディーに目標を達成することになっていくその流れ全体のこと

IT化とは、ただ単純にシステムをいれることではなく、ITを活用することで業務自体を改善し、効率化を行うことであり、またそれによって得られる情報を活用することで、事業の発展を実現すること

IT化そのものによって企業や組織が変わるものではない。単純にコンピュータやシステムを導入しただけでは何も変わらない。そこに所属する人間が本質を捉え、本当に行うべきことは何かをシルことで初めて情報を活用し、企業活動を劇的に変えていくことができる。

ITの基本的な特徴

ITの基本的な特徴は、情報を「送る(送信する)」「受ける」、「保管する」「加工する」の4点。

この特徴を組み合わせることで、企業の情報システムは成り立ち、活用されている。

IT導入の実践ポイント

経営の本質とITの本質、その両方を踏まえた情報システムの導入を行う

経営の本質とは、経営資源である「ヒト・モノ・カネ」を活用しながら、「儲け」を生み出すこと。

経営者の役割は、経営資源を活用しながら、「儲け」を生み出すための、「意思決定」を行うこと。

ITの本質とは、「情報技術や機器を使って様々な情報を入手・蓄積・加工し、企業活動に役立てるようにすること」。情報を自由に「送り、受け取り、保管し、加工する」ことができるという点にある。また、その情報を「大量に、正確に、瞬時に」送受信することができるという大きな特徴を持っている。

両方を踏まえた情報システムの導入とは、経営者のために、企業の「ヒト・モノ・カネ」に関する適切な情報を提供し、正しい意思決定をサポートすること。そしてその結果として「儲け」を生み出すこと。

情報システムの導入・活用で業務効率化を実現する

情報システムの導入の第一目的は経営トップの意思決定のサポートを行うことでしたが、業務の効率化という効果も出せる。

企業のシステムには「守り」と「攻め」のシステムがある

守りのシステムとは、日々の企業活動の「現実」を見るためのシステムであり、最低限これがないと企業活動に支障がある場合が多い。ヒト・モノ・カネの事実としての情報を処理するシステム。

攻めのシステムとは、「守り」のシステムを基盤として、そこから出てきたデータを加工することによって、未来の意思決定を支援し、戦略にもより高い付加価値をつけていくことができるシステム。(顧客管理システムや営業管理システム)

中堅・中小企業は「最適システム」を構築する

自社にとっての最適なシステムとは、以下5つを満たすもの。

  • まず経営者の意思決定をサポートするシステム
  • 守りのシステムで「現実」を見ることができる
  • 自社の企業体力にあった攻めのシステムを導入する
  • 社員の情報活用能力や運用体制を踏まえて、自社の力相応に活用することができるシステム
  • システム自体は余分な昨日を削ぎ落とし、経営者にとっても現場にとってもシンプルで使いやすく、結果として安価なシステムであること

IT導入には経営トップ主導型のプロジェクトチームを作って臨む

プロジェクトリーダーは経営者が務めることが最も望ましい。

システム導入の6つの手順

①願望と決意を持つ

経営トップが経営全般に関して、「より顧客の支持を得られる経営を行いたい」「より自社の儲けを生み出したい」と言った願望を持ち、自らが「システムの導入・活用に真剣に取り組もう」という「決意」を持つ。

②現状を把握する

経営トップが頭の中で考えている「悩み」や「願望」を整理し、棚卸しする、自社の現状(組織体制・業務の流れや既存の情報システムの状況)を把握する。

  • 経営データに関する分析
  • 組織体制・業務フローに関する分析
  • 既存システムに関する分析

③情報システム導入・活用の戦略を策定する

将来に向けて情報システムをどのようにして導入・活用したいかという戦略を策定する。

④情報システムを設計する

策定した戦略に基づいて、情報システムにその戦略を落とし込むためのシステム設計を行う

⑤情報システムを開発・導入する

設計に基づいて、システムベンダー(ソフト開発会社など)がシステムを実際に開発し、導入を行う。システムを使用する社員の方々に対する導入研修も行う。

⑥情報システムを運用・活用する

実際の業務の中での運用・活用を行う。

デジタルとアナログの融合が新しい世の中を作り出す

IT化の流れを止めることはできない。日本の長所を伸ばし、それを独自固有の長所にまで高めて一番化を図り、安定させるためには「デジタル」と「アナログ」の融合がもっとも有効な手法である。

感想

この本が発売されたのは2003年です。17年前に出版されたとは思えないほど現在にも言えることが書かれていました。

この記事を書いた人

東証一部上場企業のコンサルティング会社に勤務する2児のママ(2歳9か月と6ヶ月の娘2人)。仕事と家事と育児をどう効率的にするかを追求するのが好き。趣味は美容・健康・旅行・仕事。特にアロマ、ハワイ、ボディメイクが好き。

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